ま~まれぇどのPC用人気美少女ゲームとして2004年に発売され、その後2005年にPS2版が発売された「こんねこ」の移植版だ。今回のPSP版はPS2版をベースに制作される。
幼い頃に両親をなくし、従姉の川原瑞葉と暮らしてきた高校生の主人公・片瀬有羽が、入院していた川原訪花と再会するところから物語が始まる。幼なじみのお嬢様、元気少女、委員長などを巻き込んだドタバタ萌え恋愛ADVが楽しめる。
片瀬 有羽
家事が得意という以外はどこにでもいるような普通の学生。
幼い頃に両親を亡くし、その時に従姉である川原瑞葉に引き取られた。瑞葉の妹の訪花とは、彼女が入院する二年前までの間、兄妹のように育ってきた。
川原 訪花(CV:成瀬 未亜)
主人公と同い年の従妹で、「ゆうくん」と呼んで慕ってくる女の子。
突然記憶を無くす『リセット』というハンデを持っているが、いつも持ち歩いているメモ帳を見ることによって忘れたことを思い出すことができる。
とても明るい性格で、子犬のように誰にでもなつき、すぐ仲良くなれるという特技を持つ。口癖はとっさに発する「ふみぃ」と、驚いたときの「がーん!」。
南野 七海(CV:北都 南)
主人公の家の隣に引っ越してきた一つ年下のお嬢様。
アメリカからやって来た帰国子女で、主人公のことを幼なじみの「お兄ちゃん」と呼んで慕うが、主人公自身はそのことを思い出せていない。
主人公の前では金髪のツインテールを元気に揺らしながら好き好き光線を出しまくっている可愛らしい妹的存在だが、主人公に近づく女の子や敵対する存在にはとことんまで敵意をむき出しにする凶暴な野獣へと変身する。口癖は困ったときに発する「きゅ~ん」。ちなみに国語と古文が大の苦手。
桜井 真奈(CV:韮井 叶)
主人公のクラスメイトで、中学時代からの腐れ縁。
学園始まって以来の才女で、入学時から全ての試験で全教科、全科目オール満点という戦果を誇る。
そんな彼女がこの学園を選んだのは単純に「近かったから」で、成績以外の面では学園という枠からはみ出すほどの、ある意味問題児でもある。基本的に男っぽい口調で話すので取っつきにくい印象を周囲に与えているが、なぜか主人公とはスムーズに話が進む。クラスでは委員長を務め、半ば無理矢理に副委員長にされた主人公は毎日気苦労が絶えない。
悠木 菜子(CV:榎本みなも)
主人公と同じ学園に通う同学年の女の子で、主人公は「キナコ」と呼んでいる。
幼い頃に両親を亡くし、現在は奨学金とガラス工房のアルバイトで自活しているがんばり屋さん。
主人公にとっては最近知り合った仲の良いケンカ友達といったところだが、菜子自身は時折主人公のことを昔から知っているようなそぶりを見せる。口癖は驚いたりしたときの「へあっ?」で、驚いたときや怒ったときには手にしたピコピコハンマーが炸裂する。放送部に所属し、相方の実樹と繰り広げる脱線トークは学園内の隠れた名物になっている。
川原 瑞葉(CV:大波こなみ)
主人公の従姉で、訪花の実姉。そして保護者でもある。
主人公にとっては昔からの憧れの人でもあり、自分を引き取ってくれた大恩人でもある。
出水城学園では教師をしていて、キレイで優秀な先生として生徒たちの人気も高い(特に男子)。その反面、家事は壊滅的に苦手で、料理を作ると必ず異臭騒ぎになり、風呂の用意をすると風呂釜が爆発するという特技(?)を持つ。必殺技は48のバリエーションを持つデコピンで、家庭内のトラブルは大抵この一撃で解決される。主人公を誘惑したりしてからかうのが趣味で、主人公にとってはそこが一番の悩みの種でもある。
桐原 実樹(CV:須本彩奈)
菜子と同じクラスの女の子で、菜子とは入学当初からの親友。
竹を空手チョップで割ったような江戸っ子っぽい性格で、下級生女子からの人気が密かに高かったりする。
スポーティな見た目に反してなぜか放送部に所属していて、暴走しがちな菜子のなだめ役&ツッコミを担当している。
立原 一音(CV:須本彩奈)
出水城学園の化学教師で、主人公、訪花、真奈のクラス担任。
教師になったばかりでまだまだ学生気分が抜けきれてない部分が多い。
それ故に多くの学生たちからは「一音ちゃん」と呼ばれて親しまれているが、副委員長として尻ぬぐいをさせられることの多い主人公にとってはただのダメ教師にしか見えない。
実家は神社で、本来なら巫女になっている筈だったが、本人は教育問題の方にいたって熱心のようである。